「奈良の東大寺」パワースポットとしての魅力と歴史を解説

巨大な大仏で有名な奈良の東大寺。

観光名所としては古くから馴染みがありますが、近年はパワースポットとしての人気も高い場所になっています。

本記事は、そんなパワースポットとしての東大寺を紹介するものです。

興味がある方は是非読んでみてください。

東大寺の基本情報

名称華厳宗大本山 東大寺
公式サイトhttps://www.todaiji.or.jp/
SNShttps://twitter.com/todaiji
住所〒630-8211 奈良県奈良市雑司町406-1

東大寺の沿革

東大寺の由来は728年にまで遡ります。

元々は、聖武天皇の皇太子期親王を追修するための山房でした。

それが時を経て金鐘山寺と呼ばれる古代寺院となり、741年に大和国国分寺となります。これが前身です。

その後、752年に開眼供養会が営まれたのをきっかけに、東大寺としての七堂伽藍が徐々に整っていきました。

これまで幾度かの再建や再興が行われています。

平安末期、東大寺は数々の天災や失火、紛争などに巻き込まれて、大仏も伽藍も灰になってしまいました。

しかし、鎌倉時代に入ると重源上人が復興に尽力。

20数年を歳月をかけて東大寺を修復し、盛期を迎えます。これが鎌倉再建です。

室町時代になると、鎌倉時代の盛り上がりは影を潜めてしまいます。

加えて、失火によって施設が次々に焼失。大仏は100年近く風雨に晒されてしまいました。

これを痛ましく思ったのが広慶上人です。1684年、江戸幕府に再建の許可を得ると再建に着手。

1692年に開眼供養を迎えます。

その後もいくつかの修復に耐え、徐々に現在見られる東大寺の形を成してきました。

パワースポット東大寺の謎

東大寺にはパワースポットと呼ばれる明確な理由はありません。

他のパワースポットのような、わかりやすい逸話や曰くつきの場所がないのです。

しかし、人々は東大寺をパワースポットだと認識しています。

このような共通認識が生まれたのは、その大きさと迫力によるものと思われます。

世界最大級の木造建造物である東大寺は、何もかもが大きいです。

有名な大仏はもちろんのこと、その他の像や門など、敷地に存在するものの多くが規格外のサイズになっています。

そのため、一歩足を踏み入れると世界が途端に非日常に変わってしまうのです。

その雰囲気や景色を神秘的に感じ、パワースポットと呼ぶようになったのかもしれません。

ちなみに、有名な柱の穴くぐりには邪気払いのご利益があると一般的には言われています。

東大寺へのアクセス

東大寺の最寄りの駅は近鉄奈良線「奈良駅」になります。

そこからバスや徒歩、もしくは車で赴くのが一般的です。

各手段は以下のようになっています。

バス

  • 市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
  • ぐるっとバス「大仏殿前駐車場」下車すぐ

徒歩

  • 登大路町を東へ徒歩20分程度

  • 名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
  • 京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
  • 第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
  • 西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

参考:https://www.todaiji.or.jp/access/

ここに注意!東大寺

東大寺を観光する際にはいくつかの注意点があります。

まず挙げられるのは駐車場でしょう。相当な人気スポットなのでいつ訪れても混雑は必至と考えてください。

駐車場はあらかじめ予約できる所にしておいた方が無難です。

そして、先に述べたように明確なパワースポットがないので、必然的に東大寺の広大な敷地全体を観光する形になりがちです。

その場合、半日程度は時間を要すると考えましょう。スケジュール管理をしっかりしてください。

その他、各施設の料金なども事前に調べておくと安心です。

パワースポット東大寺の効果

パワースポットとしての東大寺

東大寺は観光名所として絶大な知名度を誇る一方、パワースポットとしての人気も高い場所です。

その神秘的な雰囲気を全身で味わって、奈良時代からため込まれた古のパワーを分けてもらいましょう。

もしかしたら、何か良いことが待っているかもしれません。